1on1テンプレート集――シーン別アジェンダフォーマット5選と使い分けガイド
1on1で使えるシーン別アジェンダテンプレート5選をコピペ可能な形式で紹介。週次定例・キャリア面談・オンボーディング・モチベーション低下時・評価面談直前の各フォーマットと選び方フローチャート付き。
チェックリスト
- 自チームで最も頻度の高いシーンを特定した
- 該当テンプレートをドキュメントツールにコピーした
- 前日までのアジェンダ共有ルールをチームに周知した
- テンプレートを3回使い、チームに合わない箇所を特定した
- カスタマイズ版テンプレートを完成させた
- アクション完了率の計測を開始した
- 月次振り返りで改善サイクルを回し始めた
1on1テンプレートを活用する前に押さえたい3つの前提
「テンプレートさえあれば1on1がうまくいく」――そう考えて検索しているなら、少しだけ立ち止まってください。テンプレートやフォーマットは強力な武器ですが、使い方を間違えると逆効果になります。
リクルートマネジメントソリューションズの調査では、1on1を導入済みの企業の約60%が「効果を実感できていない」と回答しています。その多くは、テンプレートを「台本」として使い、対話が機械的になってしまうケースです。ここではテンプレート活用の前提条件を3つ整理します。
テンプレートは「型」であって「台本」ではない
柔道の「型」が実戦でそのまま出ることがないように、1on1テンプレートもそのまま読み上げるものではありません。テンプレートの役割は 対話の方向性を事前に合わせること です。質問の順番や言い回しは、相手の反応に応じて柔軟に変えてください。
テンプレートの質問を「必ず全部聞かなければ」と思うと、部下の発言を遮ってまで次の質問に進んでしまいます。1つの質問から話が深まったら、残りの質問は次回に回す判断も重要です。
シーンと目的を先に決め、テンプレートは後から選ぶ
テンプレートを開いてから「今日は何を話そう」と考えるのは順番が逆です。まず「今日の1on1で達成したいゴールは何か」を決め、それに合うテンプレートを選びましょう。
| ゴールの例 | 適切なテンプレート |
|---|---|
| 今週のタスク遅延を早期に検知したい | 週次定例テンプレート |
| 半年後のキャリアビジョンをすり合わせたい | キャリア面談テンプレート |
| 入社2週目の不安を解消したい | オンボーディングテンプレート |
| 最近元気がないメンバーの本音を聞きたい | モチベーション回復テンプレート |
| 期末評価のギャップを減らしたい | 評価面談直前テンプレート |
3回使ったらカスタマイズする
どんなに優れたテンプレートも、チームの文化や関係性に100%合うことはありません。 3回使ったタイミング でカスタマイズすることを前提にしてください。
カスタマイズの手順はシンプルです。
- 3回の1on1で「この質問は毎回スキップした」「この質問から話が広がった」を記録する
- スキップした質問を削除し、広がった質問を深掘りする質問に分解する
- チーム固有の定番トピック(例: 特定プロジェクトの進捗、社内ツールの困りごと)を追加する
この「型→実践→カスタマイズ」のサイクルが、テンプレートのフォーマットを「自分たちの型」に育てる鍵です。
【週次定例】進捗確認・課題キャッチ用テンプレート
最も使用頻度が高いのが、毎週または隔週の定例1on1テンプレートです。目的は 業務の課題を早期に検知し、小さいうちに対処すること にあります。所要時間は30分が目安です。
テンプレート全文
1on1 アジェンダ:週次定例(30分)
日付:年__月__日 参加者:マネージャー / メンバー____
1. チェックイン(3分)
- 今週の調子を一言で表すと?(天気・色・数値など自由に)
2. 今週のハイライト(5分)
- うまくいったこと・手応えを感じたことは?
- その成功要因は何だと思いますか?
3. 課題・ブロッカー(10分)
- 判断に迷っていることはありますか?
- 進捗が止まっているタスクはありますか?原因は?
- 私(マネージャー)にサポートできることは?
4. 来週の重点(7分)
- 来週、最も集中したいことは?
- 達成のために必要なリソースや情報は?
5. その他(5分)
- チームや組織に対して気になっていることは?
- 他に話しておきたいことは?
アクションアイテム
- (担当: / 期限:____)
- (担当: / 期限:____)
使い方のコツと「つい陥る落とし穴」
コツ1: チェックインを飛ばさない。 忙しいと「本題に入ろう」となりがちですが、チェックインの3分が心理的安全性を作ります。天気や色に例える手法は、抽象的だからこそ本音が出やすいのです。
コツ2: 「困っていることは?」より「判断に迷っていることは?」と聞く。 「困っている」と認めるのは心理的ハードルが高いため、「特にありません」と返されやすい傾向があります。「判断に迷っている」は中立的な表現で、答えやすくなります。
落とし穴: 進捗報告会になってしまう。 セクション3の「課題・ブロッカー」に時間の大半を使い、セクション2の「ハイライト」を飛ばすと、1on1が「問題追及の場」に変質します。良い点を先に共有する順番を守ってください。
テーマ設計の考え方をさらに深めたい方は、「1on1で使えるテーマ・アジェンダ設計術」もあわせてご覧ください。
【キャリア面談】中長期のキャリア開発用テンプレート

四半期に1回、通常の定例とは別枠で設けるキャリア面談用のテンプレートです。目的は 部下の「なりたい姿」と現在地のギャップを可視化し、成長のアクションプランを一緒に作ること です。所要時間は45〜60分を確保してください。
テンプレート全文
1on1 アジェンダ:キャリア面談(45〜60分)
日付:年__月__日 参加者:マネージャー / メンバー____
1. 前回のキャリア面談の振り返り(5分)
- 前回立てたアクションプランの進捗は?
- 取り組んでみて気づいたことは?
2. 現在の仕事への満足度(10分)
- 今の仕事で最もやりがいを感じる部分は?
- 逆に、エネルギーを奪われている業務は?
- スキルが伸びていると実感する場面はありますか?
3. 中長期のキャリアビジョン(15分)
- 1年後、どんな仕事をしている自分が理想ですか?
- 3年後には?(職種・役割・スキル・働き方)
- そのビジョンは前回から変化しましたか?変化の理由は?
4. ギャップ分析(10分)
- 理想と現在地の間にあるギャップは?
- そのギャップを埋めるために必要な経験・スキルは?
- 社内で挑戦できる機会はありますか?
5. 次の四半期のアクションプラン(10分)
- 次の3か月で取り組む成長アクションを2〜3つ決めましょう
- 私(マネージャー)がサポートできることは?
アクションアイテム
- (担当: / 期限:____)
- (担当: / 期限:____)
四半期に1回の深い対話を引き出すコツ
コツ1: 事前に「キャリアの棚卸しシート」を送っておく。 セクション2〜3の質問を前日までに共有し、部下が考える時間を確保します。その場で「3年後どうなりたい?」と聞かれても、即答できる人は少数です。
コツ2: 評価面談と混ぜない。 キャリア面談と評価面談は必ず別日に設定してください。評価が絡むと、部下は「弱みを見せると評価が下がる」と感じ、本音でキャリアの悩みを話せなくなります。
コツ3: マネージャーも自分のキャリアを少し開示する。 「実は自分も30代前半でキャリアに迷った時期があって」といった自己開示が、対話の質を大きく変えます。心理学の 自己開示の返報性 により、一方が開示すると相手も開示しやすくなるのです。
【新入社員オンボーディング】入社90日間の立ち上がり支援テンプレート
新入社員・中途入社者の立ち上がりを加速するテンプレートです。目的は 入社後の不安を解消し、早期に戦力化するための支援を構造化すること にあります。1on1の頻度は入社直後は週1回、2か月目以降は隔週が目安です。
テンプレート全文
1on1 アジェンダ:オンボーディング(30分)
日付:年__月__日 参加者:マネージャー / メンバー____ 入社後の経過:第__週
1. チェックイン(3分)
- 今週の「安心度」を10点満点で?(先週との比較も)
2. 適応状況の確認(10分)
- 今週、新しく覚えたこと・できるようになったことは?
- チームメンバーとのコミュニケーションで困ったことは?
- 社内ツールや業務フローで迷っているところは?
3. 期待値のすり合わせ(10分)
- 今の業務で「何を期待されているか」は明確ですか?
- 期待と実際の業務にズレを感じることはありますか?
- この1週間で「聞きたかったけど聞けなかったこと」は?
4. 次週のフォーカス(5分)
- 来週、特に取り組みたいことは?
- そのために必要なサポートは?
5. フリートピック(2分)
- 他に何でも話しておきたいことは?
アクションアイテム
- (担当: / 期限:____)
- (担当: / 期限:____)
入社1〜4週・5〜8週・9〜12週のフェーズ別ポイント
テンプレートの骨格は共通ですが、フェーズごとに重点を変えることで対話の精度が上がります。
| フェーズ | 期間 | 重点テーマ | 注意すべきサイン |
|---|---|---|---|
| 立ち上がり期 | 1〜4週 | 業務理解・人間関係構築 | 質問が極端に少ない、ランチを1人で食べている |
| 適応期 | 5〜8週 | 独力での業務遂行・小さな成功体験 | 「大丈夫です」が口癖になる、残業が急増する |
| 自走期 | 9〜12週 | 主体的な提案・チームへの貢献 | 改善提案が出てこない、モチベーションが停滞する |
フェーズ別の質問の切り替え例:
- 1〜4週: 「聞きたかったけど聞けなかったことは?」を毎回必ず聞く。入社直後は「こんなことを聞いていいのか」というためらいが強い
- 5〜8週: 「自分なりに工夫したことは?」を追加する。小さな成功体験の言語化が自己効力感を高める
- 9〜12週: 「チームの業務フローで改善できそうな点は?」を追加する。外部からの視点が最も新鮮なうちに提案を引き出す
1on1の準備から進行、フォローアップまでの全体フローは「1on1のやり方完全ガイド」で詳しく解説しています。
【モチベーション低下時】エンゲージメント回復テンプレート
メンバーの様子がいつもと違う、パフォーマンスが落ちている――そんなシグナルを感じたときに使うテンプレートです。目的は 表面的な症状ではなく根本原因にアプローチし、回復のアクションを一緒に設計すること です。通常の定例に置き換えて使います。
テンプレート全文
1on1 アジェンダ:エンゲージメント回復(30〜45分)
日付:年__月__日 参加者:マネージャー / メンバー____
1. 安心感の醸成(5分)
- 最近の体調や生活リズムはどうですか?
- 仕事以外で気になっていることがあれば、話せる範囲で
2. 仕事への現在の感覚(10分)
- 最近の仕事で「楽しい」と感じる瞬間はありますか?
- 逆に「つらい」「面倒だ」と感じる業務は?
- 仕事の量・難易度・裁量のバランスについてどう感じますか?
3. 変化のきっかけを探る(10分)
- いつ頃から今の気持ちに変わりましたか?
- 何かきっかけになった出来事はありますか?
- チームや組織の環境面で変化を感じることは?
4. 理想の状態を描く(5分)
- どんな状態になったら「また頑張れそう」と思えますか?
- 今の仕事で変えられるとしたら、何を変えたいですか?
5. 小さな一歩を決める(5分)
- まず1つだけ、来週試してみたいことは?
- 私(マネージャー)にできるサポートは?
アクションアイテム
- (担当: / 期限:____)
- (担当: / 期限:____)
※ このテンプレートの内容は本人の同意なく第三者に共有しません
「本音」を引き出す3つの質問設計
モチベーション低下時の1on1で最も難しいのは、部下が本音を話してくれるかどうかです。以下の3つの工夫が対話の壁を低くします。
1. 「なぜ?」を使わず「いつ?」「何?」で聞く。 「なぜモチベーションが下がったの?」は詰問に聞こえます。「いつ頃から今の気持ちに変わりましたか?」なら、時系列で出来事を思い出すだけなので答えやすくなります。
2. スケール質問を活用する。 「今の仕事の満足度を10点満点で表すと何点ですか?」と聞き、「その点数を1点上げるには何が必要ですか?」と続けます。抽象的な「どうしたい?」より、具体的なアクションが出やすくなります。
3. 最後に秘密保持を明言する。 テンプレートの末尾にある「本人の同意なく第三者に共有しません」の一文を、口頭でも必ず伝えてください。この一言が 心理的安全性のアンカー として機能し、次回以降の開示度が上がります。
【評価面談直前】目標振り返り・フィードバック準備テンプレート
期末の評価面談の2〜3週間前に実施する「評価準備1on1」のテンプレートです。目的は 評価面談当日の認識ギャップを最小化し、部下が納得できる評価プロセスを実現すること です。
テンプレート全文
1on1 アジェンダ:評価面談直前の準備(45分)
日付:年__月__日 参加者:マネージャー / メンバー____ 対象期間:____年__月〜____年__月
1. 期初目標の振り返り(15分)
- 期初に立てた目標を1つずつ確認しましょう
- 各目標の達成度を自己評価してください(S/A/B/C/D)
- 達成できた目標:何が成功要因でしたか?
- 未達成の目標:何が障壁でしたか?
2. 期初目標にない成果(10分)
- 目標外で貢献した業務・成果はありますか?
- チームへの貢献、後輩指導、改善提案など
- 「見えにくいけれど価値がある仕事」を棚卸ししましょう
3. 成長の実感(10分)
- この半年で最も成長したと感じるスキルは?
- 半年前の自分にアドバイスするとしたら何を伝えますか?
- 伸ばしたかったけれど手が回らなかったスキルは?
4. 次期に向けて(10分)
- 次の評価期間で挑戦したいことは?
- そのために必要な経験・研修・サポートは?
- マネージャーに期待することは?
アクションアイテム(評価面談までに)
- メンバー:自己評価シートを記入して提出
- マネージャー:評価ドラフトを作成
- 評価面談の日時を確定
評価ギャップを減らすための事前共有テクニック
評価面談で最も避けたいのは「思っていた評価と違う」というサプライズです。以下の3つのテクニックで、評価準備1on1の効果を最大化できます。
1. 「見えにくい成果」の棚卸しをメンバーに依頼する。 セクション2は特に重要です。数値目標に表れない貢献(後輩のフォロー、ドキュメント整備、他チームとの調整)は、マネージャーが把握しきれていないことが多い。事前にリストアップしてもらうことで、評価の漏れを防ぎます。
2. 自己評価と上司評価のギャップがある項目を先に特定する。 この1on1の後、マネージャーは仮評価を作成します。メンバーの自己評価と2段階以上のギャップがある項目は、評価面談当日に丁寧な説明が必要です。事前に認識のズレを把握しておくだけで、面談の質が変わります。
3. 「次期の目標案」を先に話しておく。 評価面談では過去の振り返りに時間を取られがちですが、部下が最も関心を持つのは「次に何ができるか」です。評価準備1on1で未来の話を先にしておくことで、評価面談を前向きな場にできます。
シーン判定フローチャート――今日の1on1テンプレートを30秒で選ぶ
5つのテンプレートを目の前にすると「今日はどれを使えばいい?」と迷うことがあります。以下のフローチャートで30秒以内に判定できます。
今日の1on1テンプレートを選ぶ
[メンバーは入社90日以内?]
├─ はい → オンボーディングテンプレート
└─ いいえ
↓
[評価面談が2〜3週間以内に控えている?]
├─ はい → 評価面談直前テンプレート
└─ いいえ
↓
[メンバーの元気がない・パフォーマンスが低下している?]
├─ はい → エンゲージメント回復テンプレート
└─ いいえ
↓
[前回のキャリア面談から3か月以上経過している?]
├─ はい → キャリア面談テンプレート
└─ いいえ
↓
週次定例テンプレート
5テンプレートの使い分け比較表
| テンプレート | 頻度 | 所要時間 | 主な目的 | 事前準備 |
|---|---|---|---|---|
| 週次定例 | 毎週〜隔週 | 30分 | 課題の早期検知 | アジェンダ共有のみ |
| キャリア面談 | 四半期に1回 | 45〜60分 | キャリアビジョンのすり合わせ | キャリア棚卸しシート |
| オンボーディング | 入社後は週1→隔週 | 30分 | 不安解消・早期戦力化 | フェーズ確認 |
| モチベーション回復 | 必要時 | 30〜45分 | 根本原因へのアプローチ | 行動の変化を記録 |
| 評価面談直前 | 半期に1回 | 45分 | 評価ギャップの最小化 | 自己評価シート |
このテンプレートの選び方や1on1の組織導入を体系的に進めたい場合は、「1on1導入90日ロードマップ」が参考になります。
1on1テンプレート活用の成果を測る3つのKPI
テンプレートを導入しても「なんとなく良くなった気がする」で終わらせては改善が進みません。以下の3つのKPIで定量的に効果を測定しましょう。
実施率・話題カバー率・アクション完了率
| KPI | 計算式 | 目安 | 測定頻度 |
|---|---|---|---|
| 実施率 | 実施回数 / 予定回数 x 100 | 90%以上 | 月次 |
| 話題カバー率 | 実際に話したセクション数 / テンプレートのセクション数 x 100 | 70%以上 | 毎回 |
| アクション完了率 | 完了アクション数 / 設定アクション数 x 100 | 80%以上 | 隔週 |
実施率 はそもそも1on1が予定通り行われているかを示します。90%を下回る場合は「忙しいからスキップ」が常態化している危険信号です。
話題カバー率 はテンプレートが有効に機能しているかを示します。毎回30%以下なら、テンプレートが実態に合っていない可能性があります。逆に100%を毎回達成している場合は、テンプレートに縛られすぎていないか確認してください。
アクション完了率 は1on1が「話して終わり」ではなく行動につながっているかを示す最重要指標です。80%を下回る場合は、アクションの粒度が大きすぎるか、期限設定が現実的でない可能性があります。
月次振り返りの進め方
月末に15分だけ時間を取り、以下の3つの問いでテンプレート運用を振り返りましょう。
- 今月最も効果的だったテンプレートはどれか? その理由を言語化し、他のメンバーとの1on1にも応用する
- アクション完了率が低い1on1はどれか? アクション設定の仕方を見直す(「調べる」→「調べて結果をSlackに投稿する」のように、完了条件を具体化する)
- テンプレートに追加すべき質問はあるか? チームの状況変化に合わせて四半期ごとにテンプレートを更新する
1on1テンプレート活用チェックリスト

テンプレートの導入から定着までを7つのステップで確認できます。上から順に進めてください。
- 自チームで最も頻度の高いシーンを特定した
- 該当テンプレートをドキュメントツール(Notion・Google Docs等)にコピーした
- 前日までのアジェンダ共有ルールをチームに周知した
- テンプレートを3回使い、チームに合わない箇所を特定した
- カスタマイズ版テンプレートを完成させた
- アクション完了率の計測を開始した
- 月次振り返りで改善サイクルを回し始めた
最初から全ステップを一気に進める必要はありません。まずは「テンプレートをコピーして1回使ってみる」ところから始めてください。 エンダウド・プログレス効果 により、チェックリストの最初の1つにチェックを入れるだけで、残りも完了したくなる心理が働きます。
まとめ――テンプレートを「自分たちの型」に育てよう
1on1テンプレートは「完成品」ではなく「出発点」です。本記事で紹介した5つのシーン別テンプレートを起点に、3回の実践とカスタマイズを繰り返すことで、チーム固有の「型」が出来上がります。
今日からできる最初の一歩:
- フローチャートで今のチームに最も必要なテンプレートを1つ選ぶ
- ドキュメントツールにコピーする
- 次回の1on1で使ってみる
テンプレートというフォーマットの仕組みを活用することで、1on1の質はマネージャー個人のスキルに依存しなくなります。対話の「型」があるからこそ、その場の即興力が活きるのです。
音声での1on1やリモート環境でのテンプレート活用に興味がある方は、BootCast のようなプラットフォームを使うことで、テンプレートの共有からアクションの記録まで一元管理できます。