BootCast の始め方 — 5分でわかるクイックスタート
アカウント作成からはじめての配信まで、BootCastをすぐに使い始めるためのステップバイステップガイド。つまずきやすいポイントも解説します。
「何からやればいいかわからない」を5分で解決する
「音声コーチングに興味はあるけれど、何から始めればいいのかわからない」——そんな方のために、この記事では BootCast の始め方を全ステップにわたって、つまずきやすいポイントとあわせて解説します。
BootCast は、声を使ったコーチングやナレッジ共有を、ブラウザだけで実現するプラットフォームです。アプリのインストールは不要。アカウント作成から最初の配信まで、5分あれば十分です。
この記事を読み終わるころには、「やってみよう」ではなく「もう始められた」という状態になっているはずです。各ステップには所要時間の目安を記載しているので、自分のペースで進めてください。
全体の流れを先に示しておきます。
| ステップ | やること | 所要時間 |
|---|---|---|
| 1 | アカウント作成 | 約1分 |
| 2 | ステーション作成 | 約1分 |
| 3 | メンバーシップ設定 | 約2分 |
| 4 | 番組作成・配信開始 | 約2分 |
| 5 | アーカイブ・AI要約を確認 | 自動 |
では、ステップ1から始めましょう。
ステップ1: アカウントを作成する(約1分)
まずは BootCast のアカウントを作りましょう。
- BootCast の公式サイトにアクセスする
- 「無料でステーションを開設」ボタンをクリックする
- メールアドレスを入力する
- 届いた認証メールのリンクをクリックして完了
BootCast ではパスワードレス認証 を採用しています。従来のパスワードの代わりに、メールリンクまたはパスキー(指紋認証・顔認証)でログインする仕組みです。パスワードを覚える必要も、使い回しによるセキュリティリスクも発生しません。
パスキーに対応しているデバイスであれば、2回目以降のログインは指紋や顔認証だけで完了します。毎回メールを確認する手間がなくなるので、パスキーの設定をおすすめします。ログイン後の設定画面から簡単に追加できます。
つまずきポイント: 認証メールが届かない場合
認証メールが見つからない場合は、以下を確認してみてください。
- 迷惑メールフォルダ をチェックする(特にGmailの「プロモーション」タブに振り分けられることがあります)
- メールアドレスに入力ミス がないか確認する
- 数分待っても届かない場合は再送信 を試す
企業のメールサーバーによってはセキュリティフィルターで遅延する場合があります。5分以上待っても届かない場合は、GmailやYahoo!メールなどの個人メールアドレスでの登録もご検討ください。
ステップ2: ステーションを作成する(約1分)

アカウントが作成できたら、次は ステーション を作成します。ステーションとは、あなたの「配信拠点」のこと。チーム、コミュニティ、または個人のコーチングスペースとして機能します。
- ログイン後のスタジオ画面で「ステーションを作成」をクリック
- ステーション名を入力する
- 説明文を入力する(任意だが、入力推奨)
- 「作成」をクリックして完了
ステーション名の命名のコツ
ステーション名は、メンバーが最初に目にする「顔」です。何のための場所か一目でわかる名前をつけましょう。
- チーム利用の場合: 「〇〇チーム ナレッジラジオ」「営業部 朝の5分トーク」
- コーチング利用の場合: 「〇〇コーチの成長サロン」「〇〇式マインドセットラボ」
- コミュニティ利用の場合: 「〇〇勉強会」「〇〇マスターズクラブ」
後から変更できるので、最初はシンプルな名前で始めて問題ありません。迷ったら「〇〇(あなたの名前)の音声チャンネル」程度でも十分です。
説明文には、ステーションの目的や対象者を2〜3行で書いておきましょう。「マーケティングチーム向けの週次ナレッジ共有チャンネルです」のように書いておけば、メンバーがステーションの趣旨をすぐに理解できます。
ステップ3: メンバーシップを設定する(約2分)
ステーションを作成したら、メンバーを受け入れる体制を整えましょう。BootCast では、メンバーは月額課金制 で登録します。Stripe Connect を通じて決済を受け付ける仕組みです。
3-1. Stripe Connect のオンボーディング
まず、収益を受け取るための Stripe Connect アカウントを設定します。
- ステーション設定画面で「Stripe Connect を設定」をクリック
- Stripe のオンボーディング画面に遷移するので、本人確認と口座情報を入力
- 審査が完了すると、ステーションで決済が有効になる
Stripe のオンボーディングは画面の案内に沿って進めるだけです。初回のみ本人確認書類の提出が必要ですが、多くの場合は数分で完了します。
3-2. 月額料金の設定
Stripe Connect の設定が完了したら、ステーションのプロフィール画面でメンバーシップの月額料金を設定します。
- ステーション設定から「プロフィール編集」を開く
- ステーションの説明文やカテゴリを入力
- 月額料金 を設定する(例: 3,000円/月、5,000円/月など)
- 保存すると準備完了
料金設定のコツは、「安すぎず、高すぎず」です。まずは月額3,000〜5,000円程度から始めて、コンテンツの充実度やメンバーの反応を見ながら調整していくのがおすすめです。
メンバーの登録フロー
Stripe Connect のオンボーディング完了 と月額料金の設定 の両方が揃うと、あなたのステーションがディスカバリーページ(/discover)に自動的に掲載されます。どちらか片方だけでは掲載されないのでご注意ください。メンバーの登録は完全セルフサービスです。
- メンバーがディスカバリーページであなたのステーションを見つける
- ステーションプロフィールでコンテンツのプレビューを確認
- 「登録」ボタンをクリック
- Stripe の決済画面で月額料金を支払い
- 登録完了——ブラウザからすぐにアーカイブやライブ配信にアクセスできる
メンバー側はアプリのインストールも複雑な手続きも不要。ブラウザだけで決済から視聴まで完結します。このゼロフリクション な設計が、BootCast 始め方のハードルを極限まで下げています。
ディスカバリーページに掲載されるだけでなく、SNSやブログでステーションを告知すると効果的です。なお、一緒に運営するスタッフ(共同ホストなど)を加えたい場合は、ステーション設定から招待リンク を発行して、スタッフとして参加してもらうことも可能です。スタッフの招待は無料で、メンバーシップの課金とは別の仕組みです。
ステップ4: 番組を作成して配信を開始する(約2分)
メンバーシップの準備ができたら、いよいよ最初の配信です。BootCast では、ひとつの配信を 「番組」 と呼びます。
- スタジオ画面で「新しい番組」をクリック
- 番組のタイトルと説明を入力する
- 「配信を開始」をクリック
- ブラウザがマイクへのアクセスを求めるので「許可」を選択
これだけで、あなたの声がリスナーに届き始めます。特別な機材は必要ありません。PC内蔵のマイクやスマートフォンのマイクで十分スタートできます。
番組のタイトルは、リスナーが「聴きたい」と思えるものにするのがポイントです。「第1回配信」のような無機質なタイトルよりも、「今週の学びベスト3」「〇〇プロジェクトの裏話」のように内容がわかるタイトルをつけましょう。説明文には、配信の概要や対象者を簡潔に書いておくと、後からアーカイブを振り返るときにも役立ちます。
最初の配信で話す内容テンプレート
「何を話せばいいかわからない」という声をよく聞きます。最初の配信は完璧である必要はまったくありません。以下のテンプレートを参考にしてみてください。
テンプレートA: 自己紹介+目的共有(3分)
こんにちは、〇〇です。このチャンネルでは、〇〇について声で共有していきます。テキストでは伝えきれない部分を、声で届けたいと思っています。まずはテスト配信なので、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
テンプレートB: 今日学んだこと共有(5分)
今日は〇〇について学んだこと(気づいたこと)をシェアします。具体的には……。みなさんの経験や意見もぜひコメントで教えてください。
テンプレートC: 週次の振り返りメッセージ(5分)
今週の振り返りです。うまくいったこと、改善したいこと、来週の重点テーマを共有します。みなさんの今週はいかがでしたか?
最初は3分程度の短い配信で十分です。回数を重ねるうちに、自然と自分のスタイルができてきます。大切なのは「完璧な内容を届ける」ことではなく、「声を届ける習慣をつくる」こと。原稿を読む必要もありません。頭の中にあることをそのまま話すだけで、テキストにはない温度感がリスナーに届きます。
つまずきポイント: マイクが認識されない場合
配信を開始してもマイクが反応しない場合は、以下を確認してみてください。
- ブラウザにマイクの使用許可 を与えているか確認する(アドレスバーの鍵アイコンから設定可能)
- PC設定の入力デバイス が正しいマイクを指しているか確認する
- 他のアプリ(Zoom、Teamsなど)がマイクを占有 していないか確認する
- ブラウザを一度閉じて再起動してみる(ブラウザのオーディオ機能がリセットされることがあります)
ステップ5: アーカイブとAI要約を確認する
配信が終了すると、BootCast が自動的にアーカイブを生成します。あなたが追加で行う作業はありません。配信終了ボタンを押した時点から、裏側でAIが処理を開始します。数分から数十分で(配信の長さに応じて)すべてのコンテンツが利用可能になります。
生成されるコンテンツは3つです。
- 録音データ: 配信内容がそのまま音声ファイルとして保存されます。参加できなかったメンバーも、後から好きなタイミングで聴き返せます
- 自動文字起こし: AIが配信の音声をテキスト化します。特定のトピックをキーワード検索したい場合に便利です
- AI要約: 配信の要点を凝縮した要約が自動生成されます。「時間がないけど内容だけ把握したい」というメンバーにとって、この機能は非常に重宝します
AI要約の活用Tips
AI要約は「読んで終わり」にするのではなく、積極的に活用しましょう。
- Slackやチャットツールに共有する: 要約をコピーして投稿することで、BootCast に参加していないメンバーにも内容が届きます
- 次回配信の冒頭で振り返る: 「前回はこんな話をしました」と要約を起点に話し始めることで、配信同士のつながりが生まれます
- ナレッジベースとして蓄積する: 要約が積み重なると、チームの「知恵のアーカイブ」が自然にできあがります。新メンバーのオンボーディングにも活用できます
- アクションアイテムを抽出する: 配信中に決まったToDoや次のアクションを、要約から拾い出してタスク管理ツールに転記する。配信が「話して終わり」ではなく、行動につながる仕組みになります
もっと使いこなす――次のステップ
基本の5ステップをマスターしたら、以下の機能も試してみてください。BootCast の真価は、配信を重ねるなかで発揮されます。
- リアルタイムスタンプ: リスナーがワンタップで送れるリアクション機能です。配信中の盛り上がりが可視化され、話し手のモチベーションにもつながります
- コメント機能: 配信中にテキストで質問やフィードバックを送受信できます。一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションが生まれます
- グループ管理: 番組をカテゴリ別に整理できます。「週次ミーティング」「スキルアップ講座」「雑談」など、ステーション内の番組が増えてきたら活用しましょう
- ボイスレター: メンバー向けに短い音声メッセージを届ける機能です。ライブ配信とは別に、日常的なコミュニケーション手段として活用できます
より効果的な配信を目指すなら、セッション設計のガイドも参考になります。時間配分やGROWモデルの活用法など、配信の質を高める具体的なテクニックを紹介しています。
よくある質問(FAQ)

Q. スマートフォンからでも配信できますか?
はい、可能です。BootCast はブラウザベースのサービスなので、スマートフォンのブラウザ(Safari、Chrome等)からそのまま配信できます。専用アプリのインストールは不要です。イヤホンマイクを使うと、より聴きやすい音質になります。
Q. 配信を録画ではなく録音だけにできますか?
BootCast は音声に特化したプラットフォームです。映像の配信・録画機能はなく、音声のみで完結します。これにより、配信者もリスナーも「声に集中できる」環境が保たれます。カメラの前で話すのが苦手な方にとっても、心理的なハードルが低いのが特長です。動画配信と比較して準備の手間が大幅に少ないため、配信の習慣化がしやすいというメリットもあります。
Q. 料金プランはどうなっていますか?
BootCast にはBasic・Pro・Enterpriseの3つのプランがあり、すべてのプランで14日間の無料トライアル が利用できます。トライアル期間中はプランの全機能を制限なく試せるので、まずは気軽に始めてみてください。トライアル終了後は、チーム規模や必要な機能に応じて最適なプランを選択できます。プランの詳細は公式サイトの料金ページで確認できます。
Q. 配信の音質が悪い場合はどうすればいいですか?
音質に影響する主な要因は3つあります。マイクとの距離 (近すぎず遠すぎず、拳ひとつ分程度が理想)、周囲の騒音 (静かな場所を選ぶ、またはノイズキャンセリング機能のあるイヤホンマイクを使う)、ネットワーク環境 (安定したWi-Fi接続を推奨)です。3,000円〜5,000円程度のUSBマイクを導入するだけでも、音質は劇的に向上します。ただし、最初から機材にこだわる必要はありません。まずは手持ちの環境で始めて、継続できるようになってから投資を検討しましょう。
まとめ
BootCast の始め方は、たった5つのステップで完了します。
- アカウント作成(1分)
- ステーション作成(1分)
- メンバーシップ設定(2分)
- 番組作成・配信開始(2分)
- アーカイブ・AI要約を確認
音声コーチングの価値を知っていても、始めなければ何も変わりません。「完璧に準備してから」ではなく、「まず3分の配信をひとつやってみる」。その一歩が、チームやコミュニティの学び方を変えるきっかけになります。
今日この記事を読んだなら、今日のうちに最初の配信を終わらせてしまいましょう。5分後には、もう「始めた人」になっています。
「自分の声に自信がない」「何を話していいかわからない」という不安があっても大丈夫です。リスナーが求めているのは、完璧な話術ではなく、あなた自身の言葉で語られる生の声です。最初の一歩を踏み出してみてください。